会社の人達には突然仕事に来なくなったりして何かと思っていたのかもしれませんが、鬱(※)になっていました。主に歯列矯正が原因だと思います。現在は装置は全て外して、薬も効いているので生活上ほぼ支障はないですが、それまでは大変でした。
もともと5月に矯正を始めた直後、口腔内の違和感からストレスを感じ、食欲不振になっていました。もともとストレスを感じると食欲がなくなるタイプだったので、あまり驚きはしなかったのですが、体重が減り始めて、しかも原因がすぐ解決するものでもないので、心療内科に行って抗うつ剤を少しだけ出してもらいました。リフレックスというやつです。0.5錠なのでかなり少量でしたが、効きました。今考えるとプラシーボかもしれませんが、しばらくはこの薬だけで問題なく過ごしていました。
その後、ダブリン出張とシンガポール出張がありました。それらの直前またストレスのせいか食欲がなくなりました。歯列矯正のベースのストレスの上にちょっとしたストレスでも加わると体調に現れるのでしょう。出張中に歯列矯正が外れたら、などと考えてしまうのもあったと思います。この時も心療内科と相談して別の薬を追加して症状を抑えました。
一番問題になったのは出張から帰ってきた後、前回の記事で書いたように奥歯にレジン盛りをしたときです。これがやるとわかるのですが、奥歯がより浅い位置で噛み合わさるようになるので、非常に違和感があります。レジン盛りをしてしばらくすると、食欲だけでなくすべてのやる気が起きなくなり、仕事にも支障が出るようになりました。1ヶ月だけだからと我慢していたのですが、つけ始めて1ヶ月後の定期調整のときに、まだ反対咬合部分が直っておらず、もう1ヶ月継続するというようなことを言われそうになったので、それは精神的にキツいと伝え、レジンはやめてもらいました。
この頃からだいぶ心は折れかけてきていましたが、とりあえずレジンも外したのですぐ精神的に安定するだろうし、そうしたら今後どうするか考えようと思っていました。たぶんレジン無しで上の歯が下の歯を乗り越えることはないと思うので、元気になったらまた様子を見ながらレジンを盛らなきゃなぁくらいに考えていました。しかし、気持ちは回復しませんでした。
状況は悪化して、毎日食事もほとんど喉を通らないし、とにかくすべてが不快だったので心療内科医と相談したところ、矯正は中止した方がいいという話になりました。自分でもこれはしょうがないと思い、フィリオン矯正歯科に電話したところ、なんと夏休みで1週間以上やっていないとのこと。悪い人たちではないのであまり悪口は言いたくはないですが、矯正歯科は他の医院に駆け込んでも対応してくれない(実際に他の矯正歯科に問い合わせたところ、治療方針に関わることなのでいつも通っている医者からのコンセントが取れないと対応できないと言われました。)ので、あまり長い夏休みを取るのはどうかと思いますし、少なくともせめて事前に言っておいてほしいと思いました。今となってはあまり全体的な治療のスケジュールも教えてくれなかったし、レジン盛りにかかる期間の見積もりも非常に甘かったと思います。
この頃はとにかく生きているだけですべてが不快でした。仕事も集中できないので、短期疾病休暇を取って実家に帰っていました。実家でも何もする気が起きず、ただ寝て過ごしました。夕方になると頭痛もひどかったです。仕事も休んでいるので、調子のいいときにメールチェックするくらいで他は寝て過ごしました。そしてついに、矯正を外そうと思ってから10日くらいしてやっと医院が開き、矯正装置を外すことができました。ちなみに契約上途中で中止した場合一切お金が返ってこないようなことが書いてありましたが、実際は実費(15万円くらい)以外は返ってきました。
矯正装置を外せばすぐ回復すると思っていましたが、実際は長く続いたストレスが脳内に可塑的な変化を起こしていたらしく、だいぶマシにはなりましたが食欲が安定せず、結局現在もリフレックスともう1種類薬を飲んで過ごしています。リフレックスはよく効く体質らしく、現在はほぼ普段通りの生活が送れています。今後数カ月かけて薬を減らしていく予定です。
フィリオン矯正歯科の先生も過去に大学病院で歯列矯正治療中に鬱になった人を見たことがあると言っていましたが、神経質な人には辛い治療だと思います。特にハーフリンガルや裏側矯正だと、常に舌が矯正装置に当たるため、相当なストレスになります。自分にあった治療法・医院で治療すれば安全にきれいな歯並びを手に入れられる唯一の方法だと思っています。私には合わなかったというだけの話ですが、今後治療を受ける人は自分が治療に耐えられるかよく考えて開始した方がいいと思います。
他の矯正歯科だったら治療を続けられていたのかなとは少し思いましたが、どちらにせよすごいストレスを感じてはいたと思います。周りでは問題なく治療を続けている人もいるので、結局はその人次第なのですが、医院選びは、複数で見積もりをしてよく話を聞いて慎重に行うことをおすすめします。値段の違いとかは数年間治療を続けることを考えたら大した差ではないと思います。
数ヶ月で体調はもとに戻ると思いますが、おそらくもう同じように歯列矯正を再開することはないでしょう。部分矯正やマウスピース矯正はあるかもしれませんが、冷静になって考えると自分は笑っても歯があまり出ないので、そんなに気にすることでもないのかなと思います。もし前歯が折れたりしたら、そのときはいい機会なのでインプラント&セラミック矯正(審美歯科)を試してみよと思います。その時はまた記事を書くと思います。
※正式にうつ病とかうつ状態とかいった診断は受けてないです。薬が抗うつ剤なのでこう呼んでいます。
もともと5月に矯正を始めた直後、口腔内の違和感からストレスを感じ、食欲不振になっていました。もともとストレスを感じると食欲がなくなるタイプだったので、あまり驚きはしなかったのですが、体重が減り始めて、しかも原因がすぐ解決するものでもないので、心療内科に行って抗うつ剤を少しだけ出してもらいました。リフレックスというやつです。0.5錠なのでかなり少量でしたが、効きました。今考えるとプラシーボかもしれませんが、しばらくはこの薬だけで問題なく過ごしていました。
その後、ダブリン出張とシンガポール出張がありました。それらの直前またストレスのせいか食欲がなくなりました。歯列矯正のベースのストレスの上にちょっとしたストレスでも加わると体調に現れるのでしょう。出張中に歯列矯正が外れたら、などと考えてしまうのもあったと思います。この時も心療内科と相談して別の薬を追加して症状を抑えました。
一番問題になったのは出張から帰ってきた後、前回の記事で書いたように奥歯にレジン盛りをしたときです。これがやるとわかるのですが、奥歯がより浅い位置で噛み合わさるようになるので、非常に違和感があります。レジン盛りをしてしばらくすると、食欲だけでなくすべてのやる気が起きなくなり、仕事にも支障が出るようになりました。1ヶ月だけだからと我慢していたのですが、つけ始めて1ヶ月後の定期調整のときに、まだ反対咬合部分が直っておらず、もう1ヶ月継続するというようなことを言われそうになったので、それは精神的にキツいと伝え、レジンはやめてもらいました。
この頃からだいぶ心は折れかけてきていましたが、とりあえずレジンも外したのですぐ精神的に安定するだろうし、そうしたら今後どうするか考えようと思っていました。たぶんレジン無しで上の歯が下の歯を乗り越えることはないと思うので、元気になったらまた様子を見ながらレジンを盛らなきゃなぁくらいに考えていました。しかし、気持ちは回復しませんでした。
状況は悪化して、毎日食事もほとんど喉を通らないし、とにかくすべてが不快だったので心療内科医と相談したところ、矯正は中止した方がいいという話になりました。自分でもこれはしょうがないと思い、フィリオン矯正歯科に電話したところ、なんと夏休みで1週間以上やっていないとのこと。悪い人たちではないのであまり悪口は言いたくはないですが、矯正歯科は他の医院に駆け込んでも対応してくれない(実際に他の矯正歯科に問い合わせたところ、治療方針に関わることなのでいつも通っている医者からのコンセントが取れないと対応できないと言われました。)ので、あまり長い夏休みを取るのはどうかと思いますし、少なくともせめて事前に言っておいてほしいと思いました。今となってはあまり全体的な治療のスケジュールも教えてくれなかったし、レジン盛りにかかる期間の見積もりも非常に甘かったと思います。
この頃はとにかく生きているだけですべてが不快でした。仕事も集中できないので、短期疾病休暇を取って実家に帰っていました。実家でも何もする気が起きず、ただ寝て過ごしました。夕方になると頭痛もひどかったです。仕事も休んでいるので、調子のいいときにメールチェックするくらいで他は寝て過ごしました。そしてついに、矯正を外そうと思ってから10日くらいしてやっと医院が開き、矯正装置を外すことができました。ちなみに契約上途中で中止した場合一切お金が返ってこないようなことが書いてありましたが、実際は実費(15万円くらい)以外は返ってきました。
矯正装置を外せばすぐ回復すると思っていましたが、実際は長く続いたストレスが脳内に可塑的な変化を起こしていたらしく、だいぶマシにはなりましたが食欲が安定せず、結局現在もリフレックスともう1種類薬を飲んで過ごしています。リフレックスはよく効く体質らしく、現在はほぼ普段通りの生活が送れています。今後数カ月かけて薬を減らしていく予定です。
フィリオン矯正歯科の先生も過去に大学病院で歯列矯正治療中に鬱になった人を見たことがあると言っていましたが、神経質な人には辛い治療だと思います。特にハーフリンガルや裏側矯正だと、常に舌が矯正装置に当たるため、相当なストレスになります。自分にあった治療法・医院で治療すれば安全にきれいな歯並びを手に入れられる唯一の方法だと思っています。私には合わなかったというだけの話ですが、今後治療を受ける人は自分が治療に耐えられるかよく考えて開始した方がいいと思います。
他の矯正歯科だったら治療を続けられていたのかなとは少し思いましたが、どちらにせよすごいストレスを感じてはいたと思います。周りでは問題なく治療を続けている人もいるので、結局はその人次第なのですが、医院選びは、複数で見積もりをしてよく話を聞いて慎重に行うことをおすすめします。値段の違いとかは数年間治療を続けることを考えたら大した差ではないと思います。
数ヶ月で体調はもとに戻ると思いますが、おそらくもう同じように歯列矯正を再開することはないでしょう。部分矯正やマウスピース矯正はあるかもしれませんが、冷静になって考えると自分は笑っても歯があまり出ないので、そんなに気にすることでもないのかなと思います。もし前歯が折れたりしたら、そのときはいい機会なのでインプラント&セラミック矯正(審美歯科)を試してみよと思います。その時はまた記事を書くと思います。
※正式にうつ病とかうつ状態とかいった診断は受けてないです。薬が抗うつ剤なのでこう呼んでいます。
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