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2017年4月22日土曜日

英語発音矯正を受けてみる


会社から英語学習の予算がついたため、英語発音矯正のクラスを受けてきました。私は Jingles というところで受けましたが、比較のためにハミングバードというところの体験レッスンも受けてきたので、両方を受けた感想を書いていこうと思います。
「英語で会話ができる」ことの定義は色々ありますが、「発音」もかなり重要なファクターだと思っています。聞き取ることは慣れで上達していきますし、文法や文章を組み立てる能力も、時間をかければ大抵の人はそれなりにできるので、会話で使えるようになるには慣れて瞬発力を身に着けていけばいいのだと思います。ただ、発音に関してだけは、慣れてもあまり良くならないと思っています。外資系企業にいるといろいろなバックグラウンドの人がいるので、必ずしもみんなちゃんとした発音というわけではないため、比較的ひどい発音でも通じるといえば通じます。ただやはり、一発で通じる発音だと相手に内容まで深く理解されやすいのは確かです。
今回会社からそれなりの予算がついて語学学習に使っていいことになったので、発音矯正の授業を受けてみることにしました。英会話は仕事上で嫌でもしますし。
「東京 発音矯正」などで検索してヒットしたのは主に2つ。Jinglesハミングバードです。Jinglesは50分3000円で、ハミングバードは無料で体験レッスンが受けられます。去年6月くらいに、とりあえずまずJinglesで体験レッスンを受けてきました。
体験レッスンではまず生徒のレベル測定を行います。結構前なので記憶は曖昧ですが、たしかまず簡単な文章や数字などを提示されて、それを発音するように言われました。ちなみに先生は基本的に日本人です。指導は日本語だったり英語であったりします。あくまで発音矯正なので、会話はどうでもいいのです。たまに効果測定のときにだけアメリカ人の人になりますが、あの人はたぶん日本語普通に喋れます。適当に発音した後は、同様に聞き取りのテストも行います。lとrとか、vとbとか、thとsとか、どちらか聞き取れないと間違える単語などを口を隠した状態で言われるので、それを聞き取って同じ音で返します。
テストの結果が点数で表され、授業のレベルが決定されます。人によっては、一つ一つの音について詳しく発音の仕方を説明していくのかもしれませんが、私の場合は理論はわかっているだろうということで、例文が提示されて、いきなりそれを読んで発音を直していくという流れでした。例文はthとsが混在したような、ものすごい発音しにくい(なんかすごい疲れる)ものです。雑談のような感じで、聞けば理論も教えてくれます。国(米・英・豪)による母音の違いなどは興味深かったです。体験レッスンでは残りの30分くらいだけですが、その後の授業も基本的に同じ流れです。
Jinglesは、基本的な考え方としてとにかく練習を重視します。日本人が英語の発音がうまくないのは筋肉が発達していないからなので、数をこなして筋トレをします。なので、1日5分くらいの宿題(筋トレ)もでます。また、発音記号を多用します。最終目的としては、各英単語の発音記号がわかるようになり、その発音記号を正確に発音できること、のようです。確かに最近は英単語を聞いて発音記号がイメージできるようになってきました。また、母音より子音を重視します。母音は国によるために多少間違っていても通じるのに対し、子音は国によらない、という考え方のようです。
6月に体験レッスンを受け、まず8回ほどの授業を2ヶ月間くらいで受けました。とりあえずその2ヶ月でthとsの重要性は理解できました。その後12月から2月くらいまでの間に10回ほど授業を受けました。このときはシュワ(あいまい母音・ә)の重要性を理解しました。発音はわかってくると非常に面白いです。わかっているからといって発音できるかどうかはまた別の問題ですが。結局は筋トレが大事ということです。でも今まで何も考えずに発音をしていたと思うと、もっと早くから授業を受けておけばなぁとも思いました。
ハミングバードの体験レッスンを受けたのは、12月にJinglesに2回目の授業の申し込みをする直前です。こちらは基本的にグループレッスンで、特にレベルのチェックはなく始まります。先生は日本人です。体験レッスンではいくつか母音の発音をやりました。まず、DVD(ものすごい古い)を見せられて、口の形などを説明されます。そして発音してみてアドバイスを受けます。
体験レッスンしか受けていないので、数をこなせば変わってくるのかもしれませんが、体験した限りだとハミングバードは理論を重視します。なので、Jinglesを受けたことがある人からすると、とにかくこんなに実践しなくて大丈夫なのか、という気分になります。また、なんとなく子音より母音を重視している気がします。
まったく理論がわからなくて現状カタカナ発音の人はハミングバードでもいいかもしれませんが(安いですし)、それ以外の人はJinglesのほうがいいと思いました。特にある程度仕組みがわかっている人(vとbとかlとrとか)にはハミングバードの理論的な授業はまわりくどすぎると思います。グループレッスンなのでとにかく練習量が少なくなり、授業を受けてもものたりなく感じると思います。Jinglesがどれくらい初心者に理論的な指導をしてくれるのかはわかりませんが、とりあえず体験レッスンを受けてみるといいと思います。
ヘッダー画像引用:http://www.thejingles-summit.co.jp/

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